火風鼎店主の御子息が紡ぐ、次世代の白河ラーメン。供された際の鶏の芳醇な香りは右に出る物なし。キレ味抜群の鶏醤油ラーメンに合わせる麺は、なんと手打ち。見た目以上にボコボコとした食感がクセになること間違いない。本物のチャーシューも必食だ。
リニューアルして、以前よりもスッキリして旨味の輪郭がハッキリとしたスープは、そのまま身体に染み入っていきそうなほど自然な美味しさがあります。
滑らかな啜り心地の平打ち麺のもっちりとしたコシも素晴らしいです。
豚の低温調理チャーシューが素晴らしいのはもちろん、オリーブを抱いた鶏チャーシューの複雑な旨味に舌鼓。最後にローストしたミニトマトの酸味に感嘆し、スープも最後の一滴まで飲み干してしまいました。
「食堂」とあるが、とりわけ、ラーメンとチャーハンが有名。基本メニューの「ラーメン」は、豚の重厚な厚みと野趣味あふれる香りが、ひと口目から食べ手の舌蕾に突き刺さる。このスープのパートナーは、天を舞うように軽やかな自家製平打ちストレート麺。極上の啜り心地と食感が脳裏に焼き付けば、再び店を訪れずにはいられなくなる。
今日の醤油はキリッと存在感があり、そこに被せるように鶏の旨味が広がって来る。最初にスープを飲み出したら、もうレンゲが止まらなくなってしまう。
意を決して麺を啜る。しなやかで滑らかで適度なハリのある麺は、小麦の風味が良いのは当然として、その麺肌がなんとも艶めかしく吸い付くような舌触りの虜になってしまう。
食べに来るたびに少しずつ違った表情を見せってくれるので、毎週でも食べに来たくなるし、その進...
まさに淡麗醤油のお手本のような1杯。醤油ダレの風味はビビッドだが、しっかりと出汁とのバランスが考えられており、好感が持てる。弾力がありモッチリとした食感が印象的な『三河屋製麺』製のストレート麺の出来映えも上々だ。
動物系をベースにしたスープは、広がる旨味をハッキリとした輪郭の塩味がグッと繋ぎ止めている感じ。
歯応えを残しつつもしなやかに茹で上げられた棣鄂の細ストレート麺の風味とスープの旨味のパワーバランスも良好で、スタート前にぐっと力を貯めているアスリートの様な秘めたる力強さを感じます。
今回のスープは魚介が強めに感じられましたが、鶏の旨味と醤油の風味の一体感が素晴らしく、しかもそれらが優しく広がります。
自家製の中細ストレート麺はしなやかなコシがあり、啜って噛むたびに国産小麦の豊かな風味を堪能できます。
くっきりとした動物系スープにツルシコという言葉がぴったりの中太麺。最後に山椒を掛けるというのがクローズアップされていますが、どうしてどうして必要十分な一振りです。具の詰まったワンタンもボリュームがあって満足感高いです。