近所への移転を果たした「らぁ麺 やまぐち」。変わったのは店舗の場所やメンマの配置だけではない。味も大きくレベルアップしている。メニューも絞り、鶏そばを極めにきた、と言っても過言ではない。
スープは新鮮な会津地鶏、山水地鶏、吉野鶏を使用。醤油ダレと鶏の味わいは極限と言えるほどのキレをもたらし、食べ手を歓喜させる。
麺屋棣鄂に特別なレシピで依頼している麺も、実にしなやか。丼の中で撓む姿は典雅と言...
河辺の名店「麺楽」で修業をした店主が独立。埼玉県は入間の地で既に人気を博している。
フラッグシップメニューは「つけそば」だ。
酸味と辛味をビシッと効かせたつけ汁が清涼感を誘うもので、特に夏場になると恋しくなる。つけ汁ゆえの尖りをあえて作っているものの、出汁という屋台骨がしっかりとした組み立てのため、バランスを失することがない。
水分を多く含み、ぷるんとした食感の中太麺も妙妙たる一品だ。
店主は東京の有名店「麺処 晴」のご出身。修業先でも提供されている煮干しを使ったメニューを複数取り扱っている。
煮干しそばは、一見すると普通の醤油ラーメンだが、実際は煮干しの風味に溢れており、良い意味で期待を裏切ってくれるだろう。煮干しは素材によって塩分の出方が大きく変わる為、調整が難しいのだが、ピタリと適性範囲に抑えるあたりは流石のセンスと言える。
麺はざくりと歯切れの良い細麺を採用しており...
本年8月22日、つくばにオープンした新店。今年の茨城の新店でも確実に3指に入るだろう。ビシッと的確に味蕾のツボを刺す塩カド。タレでなく岩塩を使用したことによる効果が如実に現れた形だ。鶏と豚から採った出汁も激ウマ。麺も最高水準だ。
本年9月7日、以前の場所からプチ移転。ただ、味の方は移転を契機として、更なる大幅向上を果たしている。丸鶏・鶏ガラに昆布を合わせるタイプの淡麗醤油の中では、現状『やまぐち』の鶏そばが最高峰のひとつだろう。スープの温度、うま味のキレとコク。微細なところにまで手間ひまを惜しまない姿勢が至高の味を生む。
言わずと知れた浅草橋の名店。リニューアルを重ね、今では、提供される全てのメニューが「美味い」という表現が虚しく響くほど凄まじい完成度を誇る。特に「醤油そば」は超一流。貝を使ってここまで優美なうま味が出せるとは脱帽。麺も非の打ち所なし。塩も素晴らしいが、醤油は東京No.1だろう。追随する店が思い浮かばない。
本年8月にリニューアルした、千葉外房の実力店『三軒屋』グループの新店。今回の新店は煮干しに特化。青森にまでわざわざ煮干ラーメンの研究のために足を運んだ大口氏が繰り出す1杯は、力技に頼らず素材の魅力を最大限に引き出した傑作だ。
地元客を中心に強烈な支持を獲得している、長蛇の列ができる実力店。一見、街の中華料理屋さんのように見えるが、どのメニューも想像を遥かに超えるレベルの高さ。特に「トリソバ」の完成度は驚愕に値する。鶏のうま味とコクをじわりとたたえたスープに、軽快な啜り心地が官能的な細縮れ麺のコラボは至高のひと言。柔らかジューシーな鶏肉も秀逸。
ミシュラン ビブグルマンにも選出されている焼き鳥の名店「やきとり まさ吉」の児玉氏が新たにOPENさせたお店。
当然、焼き鳥のお店の為、ラーメン単体で注文することは出来ず、コースの一料理であることはご理解頂きたい。焼き鳥も極致の出来と言える為、是非楽しんでほしいが、かけそばも凄いの一言である。
この見た目からは想像が出来ないほど、鶏の旨味が凝縮された魅惑の出汁に心酔してしまう。くっきりと効か...