審査員コメント
Yamato Tokuhara
ぜひおジャマしたかった1軒で、やられた。ママさんの丁寧な仕事ぶりが伝わってくる逸品!火入れ良好。手作りの皮の弾力が心地よく、しっかりとした主張を放ちつつ、餡との絶妙なバランスを保っている。1個目はそのまま。2個目以降は、花山椒+食べるラー油+黒酢をタレに。劇的に印象が変わるのは、なんとも楽しい。餃子に黒酢を合わせるのは否定的なんだけど、この餃子には不思議とマッチする。
店名を冠した看板メニュー。もちもちの真骨頂。頬張るとプルルンッとした食感が気持ち良い♪そして、アクセントになっているシナモンが、不思議と合う。奇をてらうのでは無く、しっかり美味い!と印象に残る逸品。
豪快にほとばしる肉汁!!餡の主役は、肉。ニンニクの風味と共に、旨味がガツンとくる。そして、皮から感じる程良い甘味。一口目は、ぜひそのままで。続いて、酢と大量の胡椒でアレンジしたタレに、タップリ浸して。
なんと言っても特徴的なのは、ギュッとした食感と仄かな甘味が際立つ白菜。都内他店とは一線を画す餡だ。餃子の餡には、キャベツではなく、白菜であるべきなのではと思わせる。それを包むのは、新鮮美味なムチッとした皮。かなりの“生”な感じを味わえて餡に負けていない。パリッと香ばしい開幕から始まるジューシーな餃子ショーは、すこぶる秀逸!